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「30代男性の手関節痛」の症例報告(痛みの状態と原因及びその施術について)

30代男性が手関節の痛みを訴えて来院

 

<経緯>

自宅でトレーニング中に手関節に痛みが生じたことがあり、2ケ月前に自転車に乗車中に自転車と接触して転倒、その際に手関節が捻じれて痛みが生じた。その後1ケ月様子を見たが痛みが取れないので整形外科を受診し、骨には異常ないと診断されたが痛みが取れないため来院された。

 

<痛み>

腕を捻じると手関節に痛みあり

重い物を持つと手関節に痛みあり

 

<身体状況>

手関節の不安定性あり ⇒ TFCC損傷の疑い

 

<施術>

手関節周囲筋のストレッチ ⇒ 痛みの軽減

 

<所見>

TFCC損傷の疑いがあり、それにより手関節が不安定になり、手関節を通過する筋・腱に負担がかかり、その筋・腱が固くなり痛みが生じていました。この不安定性により、手指から肘関節にかけて痛みが生じる可能性があります。

上腕骨外側上顆炎・内側上顆炎、腱鞘炎、手関節痛等々の痛みの原因がTFCC損傷と私は考えています。

整形外科の文献や医師の見解では、「オーバーユース(使い過ぎ)」とありますが、同じ行動をして痛みが出る方と痛みが出ない方がいます。使い過ぎが原因なら全員同様な痛みが生じるはずです。ならばその違いは、「関節の不安定性」が原因になると考えています。

よって、その固くなった筋・腱を解すようにストレッチ等をすることにより、痛みの軽減・消失につながるのです。

また、整形外科を受診しても、骨には異常ないといわれて痛みの原因を説明されないケースが多いです。今回の症例も同様です。

 

 

手関節周辺の痛みでお困りの方やお悩みの方は、札幌市北区のTKM整骨院にご相談ください。