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「中学1年生の野球肩」の症例報告(痛みの状態と原因及びその施術について)

中学1年生が野球肩で来院

<経緯>

野球の練習をしていると練習の後半から肩関節周囲に痛みが生じてくる。リトルシニアのチームで活動しておりポジションはピッチャー。

 

<痛み>

投球動作で肩関節周囲に痛みあり

 

<身体状況>

肩甲骨周囲筋の弱化あり → 柔らかい枕の使用が原因?

 

<施術>

①肩甲骨周囲筋の運動

②肩関節安定化の運動

 

<所見>

野球肩は、野球プレー中に肩に痛みが生じる病態で、その原因には色々なことが考えられます。
例えば

①肩甲骨周囲筋の弱化により肩甲骨の動きが悪くなり、肩関節に負担がかかる場合

②肩関節内のインナーマッスルの弱化により、肩関節に負担がかかる場合

③投球フォームが肩関節に負担がかかっている場合

です。

患者様の場合は、①②が当てはまり、それらが改善しても痛みが生じる場合は③の矯正も必要になると思います。また、①②の原因があることにより③が生じている場合も考えられます。
また、ご父兄の方が「肩甲骨はがし」について聞かれました。私見ですが、肩甲骨の可動性が大きくなると速球を投じる可能性は大ですが、その反面肩甲骨の不安定性があるためリスクも伴うと考えています。一過性のハイパフォーマンスを求めるのか、長い選手寿命を求めるのかの考え次第だと思っています。

野球肩でお困りの方は、札幌市北区のTKM整骨院に何でもお気軽にご相談ください。