「よさこい練習により生じた股関節痛」について症例報告(痛みの原因と施術について)
20代女性が股関節痛を訴えて来院
<経緯>
大学サークルのYOSAKOIの練習をしている時に、外傷性の原因はないが徐々に痛みが強くなってきた。
<痛み>
①しこを踏む姿勢を取ると股関節痛あり
②安静時痛や歩行時痛なし
<身体状況>
①股関節外側の筋肉(大腿筋膜張筋)が固くなっての痛み
②殿筋の弱化あり
<施術>
殿筋の筋トレ
<所見>
殿筋が弱化しているため、股関節外側に負担がかかり固くなって痛みが生じていたと考える。よって、殿筋のエクササイズを行ったところ、股関節痛が軽減した。
症状によっては、殿筋のエクササイズで痛みが消失しない場合があり、その際は股関節外側にある中殿筋のエクササイズを合わせて行う必要がある。
股関節外側には大腿筋膜張筋があり、大腿部外側下部より腸脛靭帯が走行している。
殿筋の弱化により、腸脛靭帯まで固さが拡がって、膝外側の痛みを訴える場合もあります。それが、ランナー膝(腸脛靭帯炎)の痛みとなります。
股関節痛でお困りの方は、札幌市北区のTKM整骨院にお気軽にご相談ください。