#

COLUMN

コラム

#
TOP> 肘部管症候群について解説

肘部管症候群について解説

一般的見解

 

肘部管症候群は、尺骨神経が肘部管内で圧迫されることにより引き起こされる神経障害の一種です。この障害は、肘の内側に位置する「肘部管」内で尺骨神経が圧迫され、手首から指先(小指側)にかけての痛みや痺れなどの症状を引き起こすことがあります。

 

主な症状や治療法について以下説明します。

症状

1 痺れ:尺骨神経が圧迫されることで手首から小指側にかけての痺れが生じることがあります。
2 痛み:肘部や手首に痛みが生じることがあります。
3 手指の握り:握力が弱くなることあります。
4 指の運動制限:尺骨神経の障害により、小指側の指の動きが制限されることがあります。

原因

1 肘の長時間の屈曲:肘を長時間屈曲したままにすることが原因となることがあります。
2 肘を反復的に曲げ伸ばしする動作:例えば、コンピューターのキーボードを使ったり、電話を長時間使ったりすることが影響を与える可能性があります。
3 肘の外傷:肘に外傷がある場合、それが肘部管症候群を引き起こすことがあります。

治療

1 保存的療法:休息、肘の保護、物理療法、ブレースの使用が含まれます。
2 薬物療法:炎症や痛みの緩和のために、非ステロイド性抗炎症薬や鎮痛剤が使用されることがあります。
3 手術:保全的療法が効果的でない場合や、症状が重篤な場合には手術が検討されることがあります。

肘部管症候群の治療法は、症状の程度や原因によって異なります。症状が持続する場合は、医療専門家に相談して適切な治療を受けることが重要です。

 

TKM整骨院における施術

1 肘部管症候群に対する施術の考え方

肘部管症候群は肘関節を走行している尺骨神経が、何らかの原因により圧迫されて神経症状が出ていると思われます。その圧迫の原因がどこにあるのかを明確にして、痺れを改善するための施術を行います。手関節の不安定性が原因の場合は前腕筋群の固さを和らげる運動を行います。肘関節が原因の場合は、外反肘を強いられる動作を制限する等日常生活指導を合わせて行います。

2 肘部管症候群に対する施術

ア 問診
痺れを感じる場所、痺れが強くなる動作、既往歴

イ 検査
手関節の不安定性の有無、肘関節の形状(外反肘の有無)

ウ 施術(運動)
原因を明確にして、運動を処方

エ ホームプログラムのアドバイス