１　経緯
オーストラリアから北海道へ旅行にきて、ご主人（オーストラリア人）が長く歩いたら足首に痛みが生じたと、奥様（日本人）が来院されました。ホテルは、整骨院から徒歩数分の場所にあり、またご主人は患部の痛みが強く歩行困難のため、昼休みに一度患部を確認しに行って、施術等に必要なものを整骨院に取りに来て、再度ホテルへ行きました。

２　初検
①痛みが出た原因を確認したところ、外傷性の原因（打撲・捻挫）はないと、長い時間歩いたからではないかと言われていた。
②患部の状態　腫れ（+）、熱感（+）、圧痛（+）、運動時痛（+）

３　施術
①腫れ・熱感を軽減するためにRICE処置を指導
②足関節の固定バンドを装着
③この種の痛みは、足関節の不安定性により、足関節にストレスが多くかかったことにより上記の症状がでることがある。よって、足関節の安定性を回復するための運動（ゴムチューブを使用）

４　足関節痛に対する施術の考え方
打撲・捻挫による外傷性の原因がなく足関節内又は周囲に痛みが生じた場合は、多くは足関節の不安定性による痛みと考えられる。足関節の不安定性は、足関節捻挫の後遺症によるものである。よって、足関節の安定性を回復するための施術（運動）を行うことが肝要となる。

５　6日後患者様からの連絡
あれから、足が痛くて歩けない日もありましたが、今日はかなり良く歩ける様になりました。北海道の他の市を点々と周る予定でしたが、いざという時に帰国は札幌からの方便利なのでホテルを替えて札幌に後６泊します。
泊まっていたホテルのそばに先生がいらしてラッキーでした。あまりゴムの体操はしていませんが、紺色のベルトはとても良いそうです。先程外出から戻りましたが、歩いた後、まだ熱があるのでicing をしています。
一時、帰れなかったらどうしようと心配しましたが、だいぶ良くなって来たので本当に良かったです。

足関節周囲の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。